こちら(さくらブログ)に引っ越してから1年ほどですが、このたび劇伴倶楽部サイト内のブログに引っ越すことにしました。
新しいブログのURLは下記です。
https://www.gekiban.soundtrackpub.com/blog/
さくらブログのほうはアーカイブとして残しておきます。今後は新しいブログでよろしくお願いします。
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またしても1週間経ってしまいましたが…
12月3日(金)、なかのZERO大ホールで開催されたコンサート「作曲家 山下康介 コーラスとオーケストラの世界」に足を運びました。
プログラムに寄稿しています。
映画・ドラマ・アニメ等の音楽を中心に活躍する山下康介さんの初の個展コンサート。
ゲーム「信長の野望」、ドラマ『花より男子』『瞳』『海賊戦隊ゴーカイジャー』『仮面ライダーセイバー』、アニメ『ちはやふる』など、幅広いジャンルから選曲されたプログラムで山下さんの仕事をふり返るコンサートでした。さらにこの日のために書き下ろされた新曲も2曲。
エレキギターやエレキベースなどの電気楽器を入れないクラシカルな編成のオーケストラと16人の混声コーラス「歌人三昧サマディ」による演奏。指揮は山下康介自身。ポップスのリズム隊を入れないでアクション系の曲を演奏するのは冒険ですが、山下さんはコンサート用にスコアに手を入れ、アコースティック楽器のみで、華麗かつドラマティックな演奏を聴かせてくれました。
世界で活躍するトロンボーン奏者・中川英二郎さんの演奏もすばらしかった。
個人的には『ちはやふる』の繊細で緊張感に富んだ演奏にしびれました。
今回は大林宣彦監督の映画音楽がなかったので、次回は映画音楽特集を期待したいです。
11月29日、上野・東京文化会館大ホールで開催されたコンサート「アレンジャーズ・サミット『音楽の料理人たち』」に足を運びました。
今は亡き名アレンジャー、服部克久、前田憲男、宮川泰、小野崎孝輔、森岡賢一郎、羽田健太郎が遺したスコアをオーケストラで演奏しようというコンサートです。
2000年代にBSで不定期に「音楽の料理人たち」という音楽番組を放送していました。
前田憲男、宮川泰、服部克久、羽田健太郎、ボブ佐久間ら、名だたる名アレンジャーがアレンジの腕をふるったスコアを本人の指揮によるオーケストラの演奏で聴かせる番組。
毎回楽しんで観ていました。
今回のコンサートは、いわば、それが生で聴ける趣向。
それぞれの作家の顔が目に浮かぶようなサウンドで、大感激でした。
第1部は「スクリーンミュージック名曲集」
前田憲男さんの「007メドレー」、本家シリーズだけでなく「カジノ・ロワイヤル」まで入っているのがしびれます。
ハネケンアレンジの「パピヨン」はピアノソロ入り。本人が弾く前提のアレンジなんでしょうね。途中でジャズになるのがハネケンぽくていい。ハネケンならどんな風に弾いたかな、と想像してしまいました。
「聖母たちのララバイ」「シェルブールの雨傘」「ある愛の詩」の3曲は今回のコンサートのための新アレンジ。それぞれに工夫を凝らしたアレンジで、岩崎宏美さんの歌もすばらしかった。
第2部は「世界の名曲」最後は服部克久さん作編曲の2曲「愛おしきかな人生」「自由の大地」を渡辺俊幸さんが指揮して、悠々たる風格のある響きで締め。
実に感動的で充実したコンサートでした。
オリジナル・スコア準拠のサントラコンサートも魅力的ですが、名アレンジャーの技を聴かせるこういうコンサートも楽しいなとしみじみ思った一夜でした。
また企画してほしいです。
1週間たってしまいましたが…
11月23日、東京オペラシティコンサートホールで開催された「銀河鉄道999」「さよなら銀河鉄道999」シネマコンサートに足を運びました。
2作品一挙上映、片方の映画だけのチケットはなし。12:30開演、19:30終演、途中休憩2時間半(合計)という長丁場でしたが…
「銀河鉄道999」は前回の東京国際フォーラムのときより演奏もホールの鳴りもよく、タケカワさんのヴォーカルもよかった!
「さよなら銀河鉄道999」は途中1曲あるシンセの曲「 大宇宙の涯へ -光と影のオブジェ-」をまるまるオケで演奏するという趣向。これはびっくりでした。
エンディング主題歌「SAYONARA」を歌った和田清香さんはうまくオリジナルの雰囲気を出していたのが印象的。
バルコニー席だったので首と腰が痛かったけど、1日つぶして聴いた価値ありました。
実はオケの編成はサウンドトラックよりも今回のコンサートのほうが小さいのです。
でも驚くべき再現度で迫力の演奏を聴かせてくれたオーケストラとスタッフに拍手です。
10月12日、サントリーホール大ホールで開催された「千住明の世界〜コラボレーション・コンサート2021」に足を運びました。千住明さんの35+1周年記念コンサートです。
個人的にスケジュールが厳しかったのですが、行ってよかった。
休憩なしで2時間半。ジャンルをまたがった選曲に兄妹共演やアーティストとのコラボなど、バラエティに富んだ内容。しかし、バラバラな印象はなく、しっかり千住サウンドに染められている。
密度が高く、なかなか攻めてる内容で、たくさん刺激をいただきました。
杉山清貴さんらのアーティストとのコラボが予想以上によかったです。
千住明さんが「他流試合」と言ってましたが、まさにそんな感じ。
最初の3曲くらいまで千住さんのトークが長く、「このペースでは3時間以上かかるのでは…」と思っていたら、やはりスタッフから「トークが長い」と言われたそうで、途中から巻き巻き(笑)。残念でしたが、しかたない。
圧巻はドラマ版『砂の器』のピアノ協奏曲「宿命」の全曲演奏。初演はハネケンだったんですよねー
ガンダムで始まり朝ドラで終わるのがツボでした。
千住明さんの最新ベスト盤「ビサイド・ユー〜メインテーマII」は10月21日発売です(会場で先行販売していました)。
映像音楽関係のライターとして、サウンドトラックCDの企画・構成・解説やDVD/Blu-rayの解説書、雑誌記事の執筆等を行っています。
劇伴倶楽部主催。
これまでの主な仕事は こちら
お仕事の依頼等は⇒ contact@soundtrackpub.com