2008年09月25日

祝!DVD発売「好き!すき!!魔女先生」

 このブログは音楽を紹介するブログなのですが、今回は、DVD発売を記念してこの作品を紹介。

 1971年10月から放映された『好き!すき!!魔女先生』。石ノ森章太郎原作の特撮ファンタジーですよ。当時、月ひかる=かぐや姫先生の魅力にすっかりやられてしまった子どもたちは多いはず。私もご多分にもれずで、LDも全巻持ってるけど、やはりDVDも買ってしまいました。

 物語は、宇宙からやってきた月ひかる(実はアルファー星の王女)が小学校の先生となって子どもたちと触れ合うという、SFメルヘン。月ひかるを演じた菊容子さんの、チャーミングな笑顔が魅力でした。
 原作と表記されている石ノ森章太郎の『千の目先生』は、映像とは設定が異なる超能力もの。でも、千の目先生のイメージはひかる先生に受け継がれています。ちょっとはかなげで神秘的な美しさに満ちた、この時代の典型的石ノ森美女。その面影は、本編のエンディングでも見ることができます。

 放映当時は第2次怪獣ブームのとっかかり。『宇宙猿人ゴリ』『帰ってきたウルトラマン』『仮面ライダー』が始まり、講談社、小学館、秋田書店などの雑誌メディアとの連携で、子どもたちは新たな「特撮の時代」に胸をワクワクさせていました。まだ「変身ブーム」は到来していない。変身ブームと呼ばれるムーブメントが来るのは、この翌年、『人造人間キカイダー』や『変身忍者嵐』『超人バロム・1』、それにアニメで『デビルマン』『ガッチャマン』などが一斉に始まる'72年からなんです(当時は特撮もアニメも区別されてなかった)。

 『好き!すき!!魔女先生』は、変身ブームの前夜、特撮TV番組の可能性がさまざまに模索されていた時期に作られた作品のひとつです。後半こそ、ひかる先生はアンドロ仮面に変身して戦うようになるけど、前半は日常ファンタジー路線。もし「変身ブーム」がなかったら、「実写魔法少女もの」が量産されていたかもしれません。
 それにしても、菊容子さん、『魔女先生』主演当時は21歳だったんですねー。小学生の子どもたちにとっては、ずっと年上のお姉さん、あこがれの対象でした。今どきの21歳と比べても大人っぽいですよね。

 DVDは13話収録で定価1万円少々。1話800円程度の超お買い得です。

 音楽は渡辺岳夫。堀江美都子歌う主題歌が、オープニング、エンディングとも大傑作。同じ渡辺岳夫×堀江美都子コンビの『魔法のマコちゃん』(1970)と比べると、こちらのほうが格段にロマンチックでドリーミーです。現在、手軽に入手できる音盤がないのが残念。メーカーさん、単独サントラなんてぜいたくは言いませんから(言いたいけど)、せめて主題歌だけでも手軽に聴けるようにしてくださいよー!!

好き!すき!!魔女先生 Vol.1

 : 好き!すき!!魔女先生 Vol.1

好き!すき!!魔女先生 Vol.2
 2巻は10月21日発売!

 : 好き!すき!!魔女先生 Vol.2

スーパーヒーロー・クロニクル 特撮ヒーロー主題歌・挿入歌大全集I
 主題歌が収録された音盤で現在入手しやすいのは、この3枚組くらいのようです。

 : スーパーヒーロー・クロニクル 特撮ヒーロー主題歌・挿入歌大全集I

特撮ヒロインメモリアル 〜美少女ヒストリー〜
 名盤でしたが現在品切れ中。再プレスしましょうよ。

 : 特撮ヒロインメモリアル 〜美少女ヒストリー〜

▼オマケです。

ゴールデン☆ベスト シェリー
 1974年放映の『オズの魔法使い』から「虹の彼方に」など3曲が収録されたシェリーのベスト・アルバム。初CD化!?

 : ゴールデン☆ベスト シェリー

ゴールデン☆ベスト 九重佑三子「歌うコメットさん」
 『好き!すき!?魔女先生』に先駆けて放映された実写魔女っ子もの。残念ながらすでに販売終了…。MUSICなどの音楽配信で購入できます。

 : ゴールデン☆ベスト 九重佑三子

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2008年09月21日

ひと夏の思い出!?「学校じゃ教えられない!」

 熱心な深キョンファンというほどではないけど、CDと主演作はちょくちょくチェックしている私なのである。『未来講師めぐる』は快作だったなぁ。でもサントラが出なかったのが唯一の不満。放映は終わってしまいましたが、7月期のドラマ『学校じゃ教えられない!』はちゃんと出ましたよ。

 最近のドラマのサントラ盤は役者さんの写真などを使わず、ジャケットもブックレットもイメージ写真で構成されることが多い。いろいろ大人の事情があってのことですが、番組ファンには寂しいものです。
 『学校じゃ教えられない!』のジャケはすごい。深キョンと教え子たちが総出演した特製ジャケ(ケースを取り囲む腰巻方式=つまり帯の一種ですな)です。正面に深キョンと男子生徒、両袖(裏)には女子生徒たち。すごいよバップ。快挙だ!

 音楽は福島祐子と高見優。この二人はドラマ『マイ・ボス マイ・ヒーロー』『歌姫』『佐々木夫妻の仁義なき戦い』などでもコンビを組んでます。福島さんは『吾輩は主婦である』以来注目している作曲家で、最近では『絶対彼氏』の音楽をaudio highsと一緒に担当。実はこの人たち、みんな同じ事務所(=ミラクルバス)なんですね。

 音楽はラテン主体。夏の物語にぴったりです。収録曲は福島祐子が22曲中14曲を作曲。小編成のバンドとシンセを使ってユーモア漂うノリのいい曲を提供しています。

 1曲目に置かれた「クラウチング・スタート」、歪んだ楽器の音がコミカルな「フェスタ」、8ビートのビッグバンド・ジャズという趣の「戦え野郎ども」、福島さん自身のVoiceをフィーチャーした「イーエル・アイドル」、曲名どおりノリのよいSka「Ska-Ska Paradise」(これは高見優作曲)などが聴きどころ。
 ドラマチックなイントロで幕を開ける「夕立ち明けて」は最終回でも印象的に使われた青春ドラマらしいナンバー。アップテンポのビートに切ないメロディを乗せた「音楽室には誰もいない」も青春の悲しみを思わせる佳曲です。
 ラストに置かれた「Incontro」では、フランスのシャンソン歌手Zaniboniがヴォーカルで参加しているのにも注目。

 現在も日本キューバ混合バンドに参加しているという福島さん、ラテンな夏のドラマが似合いますね。

学校じゃ教えられない! オリジナル・サウンドトラック

 : 学校じゃ教えられない! オリジナル・サウンドトラック

絶対彼氏 オリジナル・サウンドトラック
 速水もこみち&相武紗季主演のSFラブコメ。福島祐子とaudio highsの作品。

 : 絶対彼氏 オリジナル・サウンドトラック

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2008年09月14日

【告知】9月27日 特撮ナイト 第2夜「百億の正義と千億の悪」

2006年5月に開催されたDJイベント「特撮ナイト」の第2夜がついに開催されます!


特撮ナイト 第2夜「百億の正義と千億の悪」
日本の特撮ソング、劇伴音楽〜海外のSFX MUSICを縦横無尽にかけまくります。

 日時:2008年9月27日(土)17:00〜22:00
 場所:DJ BAR Chrome(三軒茶屋)http://chrome.shine.jp/
 Charge:\2000(2ドリンク付)

 戦うDJたち:(順不同)
  RYO-3
  元花牧スタヂオ主人
  KDJHL
  佐七
  リアベ・エメラーダ
  西川GoWest
  追川譲二
  腹巻猫


 というわけで、27日土曜夜です。
 DJイベントといっても、クラブのようなスカしたイベントではありませんので、カン違いして踊りに来ないように(^^;
 特撮音楽を流しながら、お酒と雑談でまったり楽しんでもらおうという、「Soundtrack Pub」の親戚のようなイベントです。

 お時間ある方は、お気軽にどうぞー!!

 なお、このお店、再入場不可となっています。一応、お店の許可を得て、主催者有志が乾きものを持ち込んでフリーで食べていただく企画を考えていますが、長時間滞在される方は、事前にお食事をして来られることをおススメしますね。

 私の出番は18:15頃〜の予定です。

posted by 腹巻猫 at 12:19| Comment(0) | TrackBack(0) | イベント

2008年09月12日

美女と刑事と音楽と♪ 「ワイルドキャッツ」&「ゴンゾウ」

 池頼広さんの最新作『秘密潜入捜査官 ワイルドキャッツ in ストリップロワイヤル』と『ゴンゾウ〜伝説の刑事』のサントラが発売中です。

 『秘密潜入捜査官ワイルドキャッツ ワイルドキャッツ in ストリップロワイヤル』は、2007年に発表された『秘密潜入捜査官 ハニー&バニー』の続編。ハニー役は前作の矢吹春奈からかでなれおんに交代、バニーは引き続き森下悠里がコケティッシュに演じてます。
 内容は、2人の美人秘密捜査官の活躍を描くスパイ・アクション……。その実態は、大いなるバカ映画(ホメ言葉)。とにかく、二人の美女ハニー&バニーをいかに魅力的に撮るかに全力が注がれている。特撮ファンには、中村知世、高野八誠、渡 洋史らが出演しているのもうれしいところ。
 音楽は、最近の池さんには珍しく、バンド編成のジャジーな曲中心。ジョン・バリーなど60年代スパイ映画音楽をほううつさせるクールなサウンドにパヤパヤ・コーラスなど、遊び心満載です。

 注目は、池頼広サントラ常連のヴォーカリスト、サシャ・アントニス作詞・歌唱による挿入歌2曲。「WILD WILD CATS」は「ゴールドフィンガー」をほうふつさせるパワフルなナンバー。そして、「Don't Cry Honey」はブルージーなバラード。
 かでなれおん 森下悠里 中村知世の美女3人が歌う主題歌「ハニーでマンボ[E:heart]」も楽しい。この歌はほかでは手に入らないので、ファンの方はぜひ入手してくださいね(笑)。

 いっぽう、今週最終回を迎えた『ゴンゾウ〜伝説の刑事』は内野聖陽主演の刑事ドラマ。池頼広とは『相棒』シリーズで長くコンビを組んでいる須藤泰司プロデューサーによる作品です。
 かつて「伝説の刑事」と呼ばれた刑事・黒木。過去の事件がきっかけで今ではすっかり覇気を失い、現在は備品係所属でゴンゾウ(役立たず)と呼ばれている。
 その設定を聞いたとき、てっきり「ふだんはダメ刑事だが実はスゴ腕の男が、毎回起こる難事件を解決していく1話完結もの」だと思っていたのですよ。ところが、物語はひとつの殺人事件をめぐる連続ストーリー。黒木がある事件を通じて自分を取り戻していく再生の物語になっている。これには驚きました。

 本編でも、ドラマの内容を反映したシリアスな曲がよく使われています。オペラを思わせるドラマチックな曲、黒木の苦悩を描写するメランコリックな曲などが耳に残る。
 でもこのアルバムは、1曲目の「ゴンゾウ・サンバ」、ラストの「サマー・レイン」と、ラテンの曲ではじまりラテンの曲で終わるのです。ひと夏を描いたストーリーを意識した構成でしょうか。シリアスな内容を陽気な曲で包み込む。ある意味、幼少時にラテン音楽を聴いて育った池さんらしいアルバムだなと感じました。

 ところで、私のひそかなお目当ては、女性刑事・遠藤鶴役の本仮屋ユイカ。最終回のコスプレはちょっとした感動でしたよ。

秘密潜入捜査官 ワイルドキャッツ in ストリップロワイヤル オリジナル・サウンドトラック
 フェロモンいっぱいのジャケにも注目。インナーには、かでなれおん、森下悠里、中村知世、秋山 優のフォトも掲載。 

 : ワイルドキャッツ in ストリップロワイヤル オリジナル・サウンドトラック

ゴンゾウ〜伝説の刑事 オリジナルサウンドトラック
 ブックレットには須藤プロデューサーによるProduction Notes掲載。

 : ゴンゾウ〜伝説の刑事 オリジナルサウンドトラック

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2008年09月10日

見てね!聴いてね!「Yes!プリキュア5 GoGo!」サントラ第1弾!

 プリキュアの話題ばかり続きますが、『Yes! プリキュア5 GoGo!』のオリジナル・サウンドトラックが9月3日に発売されました。私は構成・解説を担当しています。

 『Yes! プリキュア5 GoGo!』は前作『Yes! プリキュア5』のストレートな続編。音楽も前作で録音された曲を引き続き使うという前提で、新しいキャラクターや新たな要素のための音楽が追加されました。今回のアルバムは2008年1月に録音された第1回録音の曲から選曲しました。

 1曲目「五つの光ふたたび」は、静かな曲調からしだいに力強く、戦いに向かっていく曲。新生プリキュア5の誕生をイメージして、アルバムのプロローグとしました。
 主題歌のTVサイズをはさんで、日常曲「カフェテラスにて」〜「サブタイトル」、そしてエターナルの登場テーマ「闇の博物館」。この展開はテレビのフォーマットを再現してみました。
 続くは、新しい仲間「くるみのテーマ」。「新たな敵の影」〜「迫る魔手」とサスペンスを盛り上げて、ミルキィローズ登場! 「バラの力を胸に」〜「スカイローズトランスレイト」〜「颯爽!ミルキィローズ」の3曲は、第10話、11話のミルキィローズ活躍場面を盛り上げた曲。アルバム前半のハイライトです。

 従来はAB2パターンあったアイキャッチですが、今回は1種類しか作られていません。そのアイキャッチに続く「シロップのテーマ」は、これまでのシリーズにないブルージーな曲。シロップ(シロー)という新しいキャラクターが生んだ佳曲ですね。そして、飛行テーマ「シロップ空へ行く」は本アルバムの聴きどころの1つ。空を行く爽快感と浮遊感を表現するために、テンションノートを使ったコードが使われいます。そのあたりの音楽的な話をブックレットの佐藤直紀インタビューでうかがっているので、ちょっと専門的ですが、興味のある方はぜひ読んでみてください。

 アルバム終盤は、「エターナル襲撃」〜「メタモルフォーゼ! GoGo!!」〜「大空の追撃」〜「勇躍!プリキュア5!」と、ヒーローもの定番の展開。ここでも、空の活躍をイメージした空中戦の曲「大空の追撃」が聴きどころ。これまでの「激闘!」という雰囲気のバトル曲とはっひと味違うところを感じていただければ。

 もう1つ今回のアルバムの注目曲が、エンディング主題歌のあとに収録した「見て見て見てね!」。そう、予告編音楽です。
 実は「プリキュア」シリーズのサントラで、番組でレギュラーで使用された予告編音楽が収録されるのはこれがはじめてなんです。『MaxHeart』などでは「予告用に録音された曲」は収録されていますが、テレビでは使われていないんです。実際の予告編音楽は主題歌のカラオケを編集したものが使われていて、独立した楽曲ではないことから収録してなかったのですね。でも、前作『Yes! プリキュア5』のアルバムに予告編曲を入れなかったら、ファンの人に「残念」と言われてしまい、今回、思い切って収録することにしました。番組フォーマットと同じに、エンディングの後、予告編音楽で終わる構成も今回がはじめてです。

 もともと録音曲数が少なめなので収録時間も約40分とコンパクトに収まりました。物足りないかもしれませんが、そこは、「一気に聴けるアルバム」と思って楽しんでいただければうれしいです。第2回録音曲を含めたサントラ第2弾ももちろん予定されていますのでお楽しみに。


<収録曲リスト>

  1. 五つの光ふたたび (V-226)
  2. プリキュア5、フル・スロットル GOGO! (TV size)
  3. カフェテラスにて (V-208)
  4. サブタイトル (V-201)
  5. 闇の博物館 (V-216)
  6. くるみのテーマ (V-211)
  7. 新たな敵の影 (V-224)
  8. 迫る魔手 (V-223)
  9. バラの力を胸に (V-228)
  10. スカイローズトランスレイト! (V-204)
  11. 颯爽!ミルキィローズ (V-205)
  12. 仲間を迎えて (V-221)
  13. キュアローズガーデン (V-214)
  14. シロップとメルポ (V-213)
  15. 国王の力、目覚める (V-227)
  16. アイキャッチ (V-202)
  17. シロップのテーマ (V-212)
  18. シロップ空を行く (V-222)
  19. バラの伝説 (V-215)
  20. 大切なものは… (V-207)
  21. 仮面の館長 (V-219)
  22. エターナル襲撃 (V-217)
  23. メタモルフォーゼ! GoGo!! (V-203)
  24. 大空の追撃 (V-225)
  25. 勇躍!プリキュア5! (V-210)
  26. この手をはなさない (V-209)
  27. かがやく日々 (V-220)
  28. 手と手つないでハートもリンク!! (TV size)
  29. 見て見て見てね! (OPカラオケ編集)

Yes! プリキュア5 GoGo! オリジナル・サウンドトラック1 プリキュア・サウンド・シューティングスター!!

 : Yes! プリキュア5 GoGo! オリジナル・サウンドトラック1

posted by 腹巻猫 at 12:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 仕事