2009年04月29日

「BSアニメ主題歌大全集」は5月2日放送!

 今回も必見ですよ〜!

 毎年恒例となった「BS永遠の音楽 アニメ主題歌大全集」。4月24日にNHKホールで開催された公開収録に行ってきました。

 今回はオケが充実。弦が30人くらい入ってます。
 しかも、あとで制作の方に聞いたら、全体の8割が生演奏だったそうな。(いつも半分くらいカラオケです)

 今年の目玉その1は、山本正之さん登場! テレビで歌うのめずらしいですよね。『ヤッターマン』効果でしょうか。その「ヤッターマンの歌」はじめ、自作曲を5曲。タイムボカンシリーズだけでない!ところが注目です。

 その2は、まさかの『ジャングル大帝』生歌・生演奏。オープニングの平野忠彦さん、エンディング「レオの歌」の弘田三枝子さんがオーケストラをバックに歌うという、かつてない企画です。
 これは手塚治虫コーナーの一部で、前川陽子さんの「リボンの騎士」も生オケ。イントロのユーモラスな金管も再現されています。

 その3は、当番組初、「海外アニメ・コーナー」。60・70年代に放送されたハンナ=バーベラ作品などがカヴァーされてます。 洋楽出身のささきいさおさんがハマってる。

 その4は、デューク・エイセス出演。あたりまえだけれど、ハーモニーがすばらしい。懐かしい白黒アニメの歌を歌ってくれます。
 『カムイ外伝』の「白いツバメ」を期待しましたが、今回はざんねんながらなし。いつか生で聴きたい。

 その5は熊倉一雄さん登場!
 もうご本人が妖怪の域に達したかのような方で、もちろん曲は「ゲゲゲ」です。フルコーラス歌われてました。

 ほかにも、ささきいさお、水木一郎、堀江美都子の3人が「あまり歌われる機会のない歌」を選んで歌うというコーナーもあり、それぞれの選曲に注目。

 個人的には森本英世(新田洋)さんの「みなしごのバラード」with 生ギターにしびれました。

 森口博子さんの「ETERNAL WIND」(『機動戦士ガンダムF91』)も感動的。森口さんは2回目の出演と思いますが、もっと歌ってほしい人です。いつか『エースをねらえ!2』と『ファイナルステージ』を!

 放送は5月2日(土) NHK BS2 20:00〜22:00。
 お見逃しなく〜

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2009年04月27日

また会おうバディ! 「ケータイ捜査官7」OST2

 なんか1週間が物足りないなぁと思ったら、『ケータイ捜査官7』が終わってしまったからなのですね。

 1ファンとして、毎週放送を楽しみにしていました。音楽が池頼広さんであることも、鑑賞のモチベーションを上げていました。

 放映終了から1ヶ月経って、『ケータイ捜査官7』オリジナル・サウンドトラック第2弾、ようやくの発売です。私は、取材・構成・解説を担当しました。

 大好きな作品だけに、今回は入れ込みましたよ。
 前回収録できなかった音楽に加え、最終回用の追加録音曲を完全収録。さらに、本編製作前に作られた、パイロットフィルム用音楽とトレーラー用音楽もあまさず収録しました。『ケータイ捜査官7』の音楽世界を俯瞰できるアルバムになったと思います。

 ブックレットでは、サントラ第1弾に続き、池さんと三池監督にインタビューを敢行。サントラならではの貴重なお話をうかがっています。

 全体の構成意図は、解説書にも書きましたが、『ケータイ捜査官7』の物語をふりかえるメモリアル・アルバム、というコンセプトです。各曲を、曲が使用された印象深いエピソードごとに振り分けて構成しました。

 放映終了後の発売になることから、アルバム終盤は最終エピソードを音楽で再現したかったのですが、サントラ製作時はまだ最終話の作業中であったため、どんな音楽演出になるかわかりませんでした。そこで、池さんのコメントをもとに追加録音曲を組曲風に構成してまとめました。
 本編を観たあと聴いていただいても、違和感のない流れになったかなぁと思います。

 聴きどころは、サントラ第1弾に収録した「「ケータイ捜査官7」メインテーマ」に歌詞を乗せた合唱曲「旅立ち」。そして、メインテーマのメロディをさまざまな変奏でメドレーにした「わが心のセブン」。最終回の感動がよみがえります。
 すべての『ケータイ捜査官7』ファンに聴いていただきたい1枚です。

 ここでお詫び。
 本編未使用曲を「インターミッション」と題したブロックにまとめて収録したのですが、その中の1曲「踊るゴースト」だけは、最終回でジーンが次々と自我にめざめる場面に使われていました。作業が最終話完成前だったために、わからなかったのですね。まさか最後の最後で使われるとは。
 あと、41話「セブンの見る夢」で使われた女声コーラスの曲は、池さんのオリジナル曲ではないということで収録できませんでした。

 と反省もありますが、トータルとしては、熱心なファンにも満足してもらえるサントラになったと思います。新世代のSF特撮ドラマ音楽の世界。ぜひ聴いてください。


<収録曲>

イントロダクション
01. Pilot Music 〜 パイロット用音楽
02. Trailer Music 〜 トレーラー用音楽

第6話「逃げる恋」より
03. Agent's Love 〜 恋するエージェント

第10話「カウンター・アタック!」より
04. Rebirth of Hope 〜 よみがえる希望

第11話「サンキュー電撃作戦」より
05. Detective's Melancholy 〜 刑事の哀愁

第12話「地球最期の日(T_T)」より
06. Phantom 〜 幻影
07. Fake 〜 フェイク

第14話「セブンの子守唄」より
08. Himitsu  〜 ひみつのうた - Quena Ver. -
09. Himitsu  〜 ひみつのうた - Ocarina Ver. -

第17話「遠い夏の空と」より
10. A Curious Girl 〜 キュリアス・ガール - Pop Ver. -
11. Sorrow 〜 沈痛
12. The End of The World 〜 世界の終わり

第18話「URL」より
13. Disappearance 〜 失踪
14. Somewhere Not Here 〜 ここではないどこか
15. Call of The Dark 〜 闇の呼び声

第19 -20話「圏外の女」(前・後編)より
16. Summer Illusion 〜 夏のまぼろし - Guitar Ver.2 -
17. Summer Illusion 〜 夏のまぼろし - Harmonica Ver. -
18. Summer Illusion 〜 夏のまぼろし - Guitar Ver.1 -

第22話「こころのひかり」より
19. Light of Heart 〜 こころのひかり

インターミッション
20. Stranger 〜 ストレンジャー
21. Fateful Encounter 〜 運命の出会い
22. Dancing Ghost 〜 踊るゴースト

第23話「ケータイ死す」より
23. Infection 〜 感染
24. Link 〜 リンク

第29話「発進!ソリッド」より
25. Install 〜 着身完了

第33話「ラブラブ[ハートマーク]大作戦」より
26. Up to you 〜 気の向くまま(ケイタとユウリ)
27. A Curious Girl 〜 キュリアス・ガール - Brilliant Ver. -

第42話「目覚める遺伝子」より
28. Flanet Commercial Music 〜 "アナタトツナガル。"
29. GENE 〜 ジーン

〈「ケータイ捜査官7」クライマックス組曲〉
30. Evil Invocation 〜 悪の発動
31. The True Enemy 〜 真の敵
32. Desperate Battle 〜 死闘
33. Requiem 〜 レクイエム
34. Farewell 〜 旅立ち
35. Buddy in My Mind 〜 わが心のセブン

オープニングテーマ
36. WAKE YOU UP (TV size)
  歌:島谷ひとみ

音楽:池 頼広

ケータイ捜査官7 オリジナル・サウンドトラック Sound Braver 02

 : ケータイ捜査官7 オリジナル・サウンドトラック Sound Braver 02

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2009年04月26日

4月20日 もうひとつの「ウルトラコスモ」

  4月20日、東京文化会館小ホールで開催された「蒔田尚昊と冬木透の宇宙 Vol.2」に足を運びました。

 昨年、すみだトリフォニーホールで開催されたコンサートの第2弾。
 『ウルトラセブン』の作曲家・冬木透が書いた純音楽作品やなかなか聴く機会のない作品を聴くチャンスです。
 今回は、先月オーケストラで演奏された「ウルトラコスモ」が、この小編成で演奏されることも注目でした。

 演奏は、ピアノ、ヴィオラ、フルート、パーカッションのみという変則的な編成。
 その分、アレンジに工夫が凝らされています。

 トータルな感想からいうと、すばらしく面白かった!

 楽器が少ないぶん、曲の構造がよくわかり、ひとつひとつの音がよく聴こえる。
 オーケストラの演奏を絵の具で描いた色彩豊かな絵とすると、こちらは鉛筆だけで描かれたデッサンのようなシンプルな力強さがあります。

 前半では、新旧の純音楽作品を中心に演奏。

 「君が代パラフレーズ・中国国歌ラプソディー」は、北京オリンピック開催時に委嘱されたピアノ曲で、昨年(2008年)発売されたアルバム「国歌ファンタジー」に収録されました。

 「知恵子抄」はもともとは歌曲として書かかれた曲。高村光太郎の4編の詩から題材がとられています。今回はヴィオラとピアノによる演奏。

 「フルートと打楽器のためのソナタ」は今回演奏された中ではもっとも古い曲(1966年作)。大太鼓・小太鼓・ウッドブロック・シンバル・コンガがフルートと絡む即興性のある曲です。緊張感が持続する現代音楽風の曲調は、『ウルトラセブン』のミステリー曲に通じるところもある。

 「黙示録による幻想曲」は、キングレコードの「ウルトラオリジナルBGMコレクション ウルトラセブン」のインタビューで名のみ上がっていた曲で、長い間聴きたいと思っていた作品です。ようやく聴けて感激。原曲はオルガン曲ですが、今回はピアノ2台による演奏でした。

 そして、後半の「ウルトラコスモ」。2台のピアノと打楽器群の活躍が目覚ましい。ヴィブラフォンが幻想的なフレーズを奏でる重要な役割で活躍。現代音楽的な響きを奏でる第3楽章では、ピアノのひじ打ちまで登場し、パフォーマンスとしても迫力たっぷりの演奏でした。

 響きの豊かさ、充実度という点ではオーケストラ版にかなわないかもしれませんが、この小編成アレンジ版は独自の魅力と価値がある。ぜひ第3弾も。期待しています。


<セットリスト>

  1. 君が代パラフレーズ・中国国歌ラプソディー(冬木透:2007/2008)
  2. 智恵子抄(蒔田尚昊:1970)
  3. フルートと打楽器のためのソナタ(蒔田尚昊:1966)
  4. 黙示録による幻想曲(蒔田尚昊:1970/2000)

    --休憩--

  5. 交響曲 ウルトラコスモ(冬木透:1993)

国家ファンタジー エリカ・ヘルツォーク(ピアノ)
 「君が代パラフレーズ」「チャイニーズ・ラプソディ」を収録。

 : 国家ファンタジー

冬木透CONDUCTウルトラセブン
 3月に開催されたコンサートのライブ録音盤。6月3日発売予定。

ウルトラ・マエストロ シリーズ 第1集 冬木透 作品集
 はたしてどんな内容になるのか…? 5月20日発売予定。

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2009年04月23日

4月19日 甦る「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」

 4月19日、東京芸術劇場で開催された、日本フィルハーモニー交響楽団サンデーコンサートに足を運びました。

 この日の演目は、「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」!
 1978年に発売されて大ヒットし、アニメ音楽が続々レコード化されるきっかけとなったアルバムをコンサートで再現しようという企画です。

 指揮と司会は宮川彬良さん。

 開幕1曲目は、「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」から「イスカンダル」。バスフルートの音色が導く序奏から、弦が奏でるイスカンダルのテーマにうっとりです。この曲はLPレコードではB面に収録されていた曲で、激しい戦いのあとに現れる希望の星をイメージさせる曲です。レコードで何度も聴いていたサウンドそのままの再現に感激。

 演奏後マイクを握った彬良さんは、「このホールのステージに立つのは3年ぶりです」と語り始めました。

 3年前。それは、ヤマト・サウンドの生みの親・宮川泰先生が亡くなって直後のコンサートでした。

 その場で、「いつか、『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』を完全上演したい」と彬良さんが言ったのを、私も覚えています。

 それから3年。

 3年間の月日が必要な理由がありました。なんと、「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」のスコアが残っていなかったのです。唯一残っていたのが、1曲目に演奏した「イスカンダル」1曲のみだったとのこと。

 宮川泰先生は、生前、コンサートで「組曲 宇宙戦艦ヤマト」を演奏する機会が幾度もありました。それは、「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」そのままではなく、演奏会用に抜粋しアレンジしたヴァージョンでした。1999年の「幻想軌道コンサート」などで演奏されたのもそのヴァージョンです。

 そうこうするうちに、オリジナルの「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」のスコアはどこか行っちゃったのでしょう。羽田健太郎先生も、生前、スコアをまとめてちり紙交換に出してしまったそうですから、売れっ子作曲家にはありがちなことなのかもしれません。

 しかし、彬良さんにとって、「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」は、父の作った作品というだけでなく、自身が子どものころから何度も繰り返し聴いてきた「音楽の原点」と呼べる存在でした。

 なんとか、全曲を完全版で演奏したい。

 その思いからスタートした「『交響組曲 宇宙戦艦ヤマト』再生プロジェクト」。その第1弾がこの日のコンサートでした。

 コンサートは2部構成。

 第1部では、星、空、宇宙にちなむ曲が演奏されました。

 「見上げてごらん夜の星を」はいずみたくのメロディに『ヤマト』や『ET』の旋律を散りばめたアレンジ。
 「深い河」は、「空の上に横たわる河」をイメージしてアレンジしたそうです。
 いずれも、彼岸の世界のイメージが重ねられている。つまり、天国の宮川泰先生に捧げられた演奏です。

 サックスの代わりにピアノをフィーチャーした「ムーンライト・セレナード」をはさんで、錦織健さんが登場。
 「オー・ソレ・ミオ」「空のわすれもの」「あの宇宙を、征け」の3曲を熱唱して第1部は幕となりました。

 第2部はいよいよ「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」。

 再生プロジェクト第1弾として、レコードのA面までが演奏されました。

 ここで驚いたのは、「序曲」。川島和子さんが担当するスキャットを錦織健さんがテノールで歌うという趣向です。キーはオクターブ下。
 錦織さんが歌うと男性的で、『ヤマト』というより、まるで『銀河英雄伝説』の世界のよう。

 これはこれでありかもしれません。

 けれど、あの女性スキャットは「宇宙の彼方に美女が待っている」という『ヤマト』の原イメージを表現しているのですね。その神秘性、幻想味は薄れてしまったかな。

 この「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」は、オーケストラ+ポップスのリズム隊という変則的な編成で演奏されます。
 今回も、日本フィルに加えて、ドラムス、ギター、エレキベースが入っていました。エレキベースは最近売れっ子のベーシスト・齋藤順さん。菅野祐悟さんや村松崇継さんらとも仕事をしている人です。
 そのリズム隊の音がしっかり聴こえたのはよかった。基本的にオケは生音で、電子楽器はPAで拾ってスピーカーから出しているのですが、そのバランスが難しいんですよ。今回はいいPAだったと思います。

 ラストは「真赤なスカーフ」「宇宙戦艦ヤマト」をささきいさおさんの歌で。
 錦織さんは、「合唱組曲」かなにかの仕事で、「真赤なスカーフ」のバックコーラスを歌ったことがあるそうです。どうせなら、やってほしかった。
 「宇宙戦艦ヤマト」では錦織健さんがバックの女性コーラスに原キーで挑戦。みごとに歌いこなしていたのはさすがでした。

 アンコールはすっかりスタンダード曲になった「ゲバゲバ90分のテーマ」。奇跡的にDVD-BOXも発売されることだし、タイムリーでした。

 「交響組曲 宇宙戦艦ヤマト」再生プロジェクト。おおむね満足の演奏でした。欲をいえば、第4楽章はもう少し歯切れよくとか、第5楽章のしだいにアレグロになるところをもっとくっきりしたリズムでとか、注文はあるのですが、それは演奏を繰り返すうちによくなっていくでしょう。彬良さんの指揮はちょっとお父さんに遠慮していたかも。宮川泰先生が振ったときのエンターテインメントな感じ、サービス精神旺盛な雰囲気が出るともっとよかった。

 でも、この試みはすばらしい企画だと思います。演奏者もヤマト世代になってきたのですね。B面が聴けるのが楽しみですが、また3年後でしょうか。


<セットリスト>

第1部

  1. イスカンダル(宮川 泰)
  2. 見上げてごらん夜の星を(いずみたく)
  3. 深い河(黒人霊歌)
  4. ムーンライト・セレナーデ(グレン・ミラー)
  5. オー・ソレ・ミオ(カプア)**
  6. 空のわすれもの(宮川彬良)**
  7. 「タイタニア」より“あの宇宙を、征け”(高木 洋)**

第2部

  交響組曲 宇宙戦艦ヤマト より(宮川 泰)

  1. 序曲 **
  2. 誕生*
  3. サーシャ
  4. 試練
  5. 出発(たびだち)
  6. 追憶

    ---------------

  7. 真赤なスカーフ (宮川 泰)*
  8. 宇宙戦艦ヤマト (宮川 泰)* **

アンコール
・ゲバゲバ90分のテーマ (宮川 泰)

*  ヴォーカル:ささきいさお
** テノール:錦織 健

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2009年04月20日

4月15日 まくらのそうしライブ@下北沢

 4月15日、下北沢440-four fortyで開催されたまくらのそうしのライブに足を運びました。

 まくらのそうしは、作曲家・大谷幸とヴォーカル・愛華の二人のユニット。「枕草子」の名で活動していましたが、ひらがなの「まくらのそうし」に改名しました。

 作曲・ピアノの大谷幸氏は、平成ガメラシリーズやアニメ『新機動戦記ガンダムW』『灰羽連盟』『金色のガッシュベル』『灼眼のシャナ』などの音楽でおなじみの作曲家。
 昨年放映されたアニメ『無限の住人』は、音楽を大谷幸が担当、主題歌にまくらのそうし(枕草子)の「赤いウサギ」が採用されました。

 この夜は、その「赤いウサギ」を含む6曲を収録した2ndアルバム「HEART」の発売記念ライブ。

 エキゾチックで幻想的な歌を歌うユニットだなぁと思っていたのですが、この日は印象が違う。ポップでアップテンポのナンバーが登場し、陽気で楽しいライブになりました。
 特に新曲「微笑みは花のように」は、昔からのファンには、「こんな歌も歌うんだ!」といい意味で裏切られるナンバー。飛び跳ねる愛華が印象的です。
 そういえば、<南青山MANDALA>ではじめてまくらのそうしを聴いたときは、MCもほとんどなかったのですが、いつのまにか、二人とも明るくよくしゃべるようになっている。いい感じにこなれてきて、パフォーマンスも変わったのでしょうね。ひらがなの「まくらのそうし」への改名はその象徴でしょうか。

 でも、この明るいまくらのそうし、なかなか好きです。愛華の個性的なヴォーカルはますますパワフルになってきて、これからの活動に期待がふくらみます。

 ライブのラストは、いつも最後に演奏される「100の手紙」。大谷幸のピアノと愛華のヴォーカルだけで歌われる胸に沁みる曲。この曲も「HEART」に収録されています。

◎HEART まくらのそうし
 ライブの動画を収録したDVDつき! ライブ会場で発売。Amazonは品切れ中のようですが、タワーレコードHMVなどでも購入できます。ジャケットデザイン&イラストはヴォーカルの愛華。

 Heart190

Aktias 501 枕草子
 1stアルバム。発売中です。

 : Aktias 501

無限の住人 オリジナル・サウンドトラック

 : 無限の住人 オリジナル・サウンドトラック

◎<まくらのそうしオフィシャル・サイト

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