2009年12月30日

アニメソング・ナイト再放送!

 12月31日、大みそかの深夜からBS2で「熱中夜話」<アニメソング・ナイト>の再放送があります。

「ゆく年くる年」が終わった直後から放送です(^-^;

12月31日(木) 深夜(1月1日)
 0:15 - 1:00 アニメソング・ナイト 伝説のシンガー 水木一郎&堀江美都子編
 1:00 - 1:45 アニメソング・ナイト 新世代作曲家編 田中公平・菅野よう子・神前暁

 1:45からは「MUSIC JAPAN 新世紀アニソンSP」の再放送です。

 アニメソングで新年を。

 来年もよろしくお願いします。

posted by 腹巻猫 at 21:14| イベント

「誰よりも遠くへ」に「大江戸操作網」に「Music of ITC」 今年の注目タイトル落ち穂拾い

 今年も押し詰まってきましたが、駆け込みで、2009年の注目タイトルの落ち穂拾いを。

 まずは、2009年、デビュー50周年を迎えた服部克久先生の記念アルバム。オリジナル作品集とアレンジ新録アルバムの2種が発売されています。注目は新録アルバムである『服部克久』。

 おなじみの「自由の大地」などの名曲に混じって、アニメ『トム・ソーヤーの冒険』の主題歌「誰よりも遠くへ」がオーケストラ曲として新録されています。作曲者本人によるアレンジは、当時以来? 貴重な21世紀Versionですね。

服部克久
 インストだけでなく、さだまさしや夏川りみの歌も収録。アルバムタイトルが「服部克久」というところに、自信のほどがうかがえますね。

 : 服部克久


 2枚目はシエナ・ウィンド・オーケストラが演奏した『THE 刑事☆究極の刑事ドラマ・テーマ集』。吹奏楽による刑事ドラマテーマ曲集です。

 ジャケには丹波哲郎の顔がドドーンと。これだけでインパクト抜群ですが、選曲がたいへん興味深い。日本のドラマ作品はもちろん、アニメや海外ドラマからも選曲されています。

 収録された作品は、「ルパン三世」「スパイ大作戦」「鬼警部アイアンサイド」「刑事コロンボ [ミステリー・ムービーのテーマ]」「古畑任三郎」「相棒」「西部警察(PART I〜III)」「太陽にほえろ!」「Gメン★75」など。
 まあ、ここまでは想定の範囲内と言えなくはないんですが、すごいのは「刑事」というタイトルなのに時代劇まで登場するところ。「必殺シリーズ」と「大江戸捜査網」が選曲されています。たしかに「大江戸捜査網」なんて大編成で演奏すればすごく盛り上がる曲なので、これはうれしいところ。しかし、「大江戸捜査網」のカヴァー演奏なんて、史上初ではないでしょうか(笑)。

THE 刑事☆究極の刑事ドラマ・テーマ集

 : THE 刑事


 3枚目は輸入盤の話題を。
 19日のサントラパブでもちらっとご紹介しましたが、ITC作品のコンピレーション・アルバム『THE MUSIC OF ITC』が発売されています。日本盤はなく、海外盤のみです。
 今年は、バリー・グレイ作品集のリリースが話題になりましたが、こちらは、バリー・グレイ以外の作曲家の作品を大量に収録。2枚組でITC作品の音楽を堪能できるアルバムです。
 収録作品は『セイント』『プリズナーNo.6』『秘密指令S』『プロテクター電光石火』など。古い海外ドラマファンにはピピッとくるラインナップ。詳細はSAEのサイト参照(試聴できます)。
 日本でなじみのない作品もありますが、注目は、ジョン・バリーやルーリー・ジョンソンが参加していることですね。海外ドラマファンはもちろん、サントラファンにも見逃せない1枚です。

THE MUSIC OF ITC [2CD]
 Amazonでは買えませんが、タワレコやHMVで扱っています。リンクは「すみや」のサイト。

 : THE MUSIC OF ITC


 最後に、CDではないんですが、幻あつかいされていた映像作品のDVDを。

 1981年放映の加山雄三版『ブラックジャック』です。
 手塚治虫イヤーだから実現した企画でしょう。いやー、まさかこの作品がDVDで見られる日が来るとは。
 でも、この作品、けしてキワモノではないんですね。脚本はジェームス三木(彼は大林宣彦監督版の『ブラックジャック 瞳の中の訪問者』の脚本も手がけている)、音楽は映画『砂の器』やドラマ『大空港』の菅野光亮。サントラ出てほしいです。

加山雄三のブラック・ジャック
 3枚組で定価¥12,600とお手ごろ価格。

 : 加山雄三のブラック・ジャック

posted by 腹巻猫 at 09:27| CD

2009年12月29日

コミケ出店終了!

 29日の冬コミ出店、終了しました。

 お買い上げいただいたみなさま、立ち寄っていただいたみなさま、ありがとうございます。
 おかげさまで、宙明先生インタビュー本、アニメソング講義本とも売れ行き好調で、過去最大の部数が出ました。

 今回お会いできなかったみなさま。
 またどこかでお会いしましょう。

 なお、コミケ本は積極的に通販はしていませんが、どうしてもという方がいましたら、直メールでご相談ください。

 さあ、次は1月30日のライブですよ!!


(告知文)

 冬のコミックマーケットに出店します。

 2009年12月29日(火)

  東 ユ 21b

 新刊2点出ます。

 「劇伴倶楽部 Vol.6 渡辺宙明 80s Robot Anime World」
  リクエストもあった渡辺宙明80年代ロボットアニメ特集。
  『最強ロボ ダイオージャ』『光速電神アルベガス』『ビデオ戦士レザリオン』について取材しました。

 「劇伴倶楽部 2009.12増刊 アニメソング講義」
  2009年に行った3つのアニメソングに関する講義・トークイベントの内容をもとに再構成したものです。

posted by 腹巻猫 at 20:38| イベント

上原ひろみと新日本フィル

 12月24日、すみだトリフォニーホールで開催された「上原ひろみ with 新日本フィルハーモニー交響楽団 ―クリスマス特別公演―」に足を運びました。

 その10日前の12月14日、私はサントリーホールで、上原ひろみのソロ・ピアノ・コンサートを聴いていました。そちらは、ニューアルバム『プレイス・トゥ・ビー』のツアー。世界各地で書いた曲を演奏することで、聴衆を世界旅行に連れて行ってくれるというコンセプトで、いかにも上原ひろみらしい、スリリングな興奮に満ちたコンサートでした。

 24日のほうは、上原ひろみが少女時代からの念願であった、「自分の書いたオーケストラ曲とともにピアノを弾く」というコンサート。
 ピアノでは、尋常でないプレイを見せてくれる上原ひろみがどんなオーケストラを聴かせてくれるか。いやがおうにも期待は高まるわけです。アンドレ・プレヴィンのような、はたまた、レナード・バーンスタインのような、いやいや、もっとものすごい何かが聴けるような予感がするではないですか。

 上原ひろみのオーケストラ、それは、意外にもコンサバティブな、ときには叙情的なサウンドでした。なにか、がつーんという衝撃を期待していた私は、「むむ?」とちょっと意表をつかれてしまったのです。
 しかし、そういう予感もあったわけです。それは、10日前の『プレイス・トゥ・ビー』コンサートで聴いた、とてもリリカルなピアノでした。「上原ひろみはこういう曲も弾く(書く)のだ」と思ったのです。もちろん、いつもの強烈なアドリブ、パワフルな速弾きも見せてくれたし、熱心な上原ひろみファンにはそちらのほうが圧倒的に受けていたのですが。

 上原ひろみの面白さは、なんといっても、「どこへ連れて行かれるのかわからない」即興性です。上原ひろみの指先から、刻々と音楽が生まれてくる瞬間を、聴衆は固唾を呑んで見守り、一緒に体験している。だから、「ピアノによる世界ツアー」という『プレイス・トゥ・ビー』のコンセプトは、この上もなく上原ひろみらしいものだったわけです。

 東京フィルとの共演では、ちょっと違う上原ひろみが聴けました。
 上原ひろみがピアノで歌う。オーケストラが答える。オーケストラが歌う。上原ひろみがピアノで答える。そんな感じの演奏でした。聴いていくうちに、「あ、これが上原ひろみがやりたかったことなのだな」と気づいたのです。

 正直言うと、上原ひろみ with オーケストラには、まだ彼女のソロ・ピアノほどのパワー、面白さはない。けれども、これが初の試みということを思うと、じゅうぶん楽しめたコンサートでした。オケや曲がダメというのではなくて、上原ひろみのソロ・ピアノが面白すぎるのですよ。

 アンコールでは、ファンの拍手に応えて上原ひろみが何度もピアノに向かい、ファンが喝采するという、ロック・コンサートのような光景が――上原ひろみのライブではいつも見られる光景が――見られました。それも、上原ひろみのコンサートらしい風景でしたが、今回は、オーケストラの余韻が残るうちに終わったほうがよかったのではなかったかな、と思いましたね。せっかくの、オーケストラ・コンサートなのだから。

 とはいえ、オーケストラという新しい「楽器」を手にした上原ひろみが、これからどんな音楽を生み出していくのか。まだまだ、お楽しみはこれから、と期待がふくらみます。

プレイス・トゥ・ビー [CD+DVD]
 世界各地で書いた曲を集めた最新アルバム。ドライブ感に富んだ傑作。

 : プレイス・トゥ・ビー

posted by 腹巻猫 at 01:30| ライブ/コンサート

2009年12月28日

クライマックス目前!「フレッシュプリキュア! オリジナルサウンドトラック2」

 12月23日、『フレッシュプリキュア! オリジナル・サウンドトラック2 プリキュア・サウンド・ハリケーン!!』が発売されました。私は、構成・解説・取材を担当しています。

 新シリーズ2枚目のサントラ。1枚目は、日常曲、キャラクター曲、戦闘曲などをバランスよく配して、番組のふだんの雰囲気を再現してみましたが、2枚目では、シリアスな曲を中心に、クライマックスへ向かってテンション目一杯の構成にしてみました。

 アルバム前半は、せつなの苦悩とキュアパッション誕生までをテーマに選曲・構成。私自身、パッション誕生までの展開に燃えた口ですので、ここはノリノリになって構成しました(自分で言うのもなんですが)。
 タルトたちのほんわかしたテーマをはさんで、後半は、新幹部ノーザのテーマをはじめとする、クライマックスへ向けてのハードな楽曲を選曲・構成。もちろん、放送はこれからですので、ここはイメージ優先の構成です。

 音楽の高梨康治さんは、もともと、『NARUTO』を代表とするへヴィメタルの激しい曲や、『地獄少女』などで聴かれるダークな曲を得意とする作家。そんな高梨サウンドをたっぷり楽しんでいただけるアルバムになりました。これまでのプリキュア・サントラとは一味違う印象の1枚だと思います。

 折りしも、テレビのほうはクライマックス目前で、毎回見逃せない展開に突入しています。番組を見ていて音楽が気になったというファンの方はもちろん、これまでプリキュアのサントラは聴いたことがないという方も、ぜひ手にとってみてください。

フレッシュプリキュア! オリジナルサウンドトラック2 プリキュア・サウンド・ハリケーン
 ブックレットに高梨康治インタビュー、BGMリストを掲載!

 : フレッシュプリキュア! オリジナルサウンドトラック2 プリキュア・サウンド・ハリケーン

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posted by 腹巻猫 at 21:52| 仕事