1月27日、六本木スイートベイジルで開催された窪田ミナさんのライブ<Dreamspace>に足を運びました。
窪田ミナさんのソロ・ライブは昨年の南青山MANDALAに続いて2度目。
今回はステージが広くなりました。そのぶん、プレーヤーがゆったりと並んで演奏できる。編成は、窪田さんのピアノに、ギター/マンドリン/アコーディオン(持ち替え)、アイリッシュフルート/ローホイッスル(持ち替え)、ヴァイオリン、チェロ、ベース、パーカッション、そしてヴォーカルの8人。バンドというより小オーケストラという趣で壮観です。
この夜のメニューは、1部が『ゲゲゲの女房』からの曲。前回のライブで演奏しなかった曲もたっぷりと。2部は、ソロアルバム『モーメント』からの曲を中心に、ドラマ『マイリトルシェフ』、アニメ『ARIA』のテーマ曲も。そして、今回のための新曲が3曲披露されました。曲タイトルもこの朝つけたという仮のもの。生楽器の響きを堪能しました。
窪田ミナの音楽の魅力は、イマジネーションを刺激するメロディと精巧なアレンジ。なんでもないような曲でも心をぐっとつかむ力がある。『ゲゲゲの女房』の音楽解説では、ケルトの響きが「目に見えない世界」を象徴していると書きましたが、もともと窪田ミナの音楽自体に、日常を超越した「もうひとつの世界」を垣間見るような魅力があると思うのです。
終演後、窪田さんにあいさつに行ったら、「すごく緊張しました」とおっしゃってました。いやいや、よかったですよー。でも、MCから緊張が伝わってきました(^_^; そこは課題ですが、ライブは今後も続けてほしい。ユニークな編成とユニークな音楽。こなれてくれば、ほかにはないすばらしいバンドとライブになると思うのです。
お疲れさまでした!
私が解説を書いたCDと私が贈った花が並んでいたので、思わずパチリ。