2011年01月29日

窪田ミナ・ライブ@スイートベイジル

 1月27日、六本木スイートベイジルで開催された窪田ミナさんのライブ<Dreamspace>に足を運びました。

 Kubotamina01

 窪田ミナさんのソロ・ライブは昨年の南青山MANDALAに続いて2度目。
 今回はステージが広くなりました。そのぶん、プレーヤーがゆったりと並んで演奏できる。編成は、窪田さんのピアノに、ギター/マンドリン/アコーディオン(持ち替え)、アイリッシュフルート/ローホイッスル(持ち替え)、ヴァイオリン、チェロ、ベース、パーカッション、そしてヴォーカルの8人。バンドというより小オーケストラという趣で壮観です。

 この夜のメニューは、1部が『ゲゲゲの女房』からの曲。前回のライブで演奏しなかった曲もたっぷりと。2部は、ソロアルバム『モーメント』からの曲を中心に、ドラマ『マイリトルシェフ』、アニメ『ARIA』のテーマ曲も。そして、今回のための新曲が3曲披露されました。曲タイトルもこの朝つけたという仮のもの。生楽器の響きを堪能しました。

 窪田ミナの音楽の魅力は、イマジネーションを刺激するメロディと精巧なアレンジ。なんでもないような曲でも心をぐっとつかむ力がある。『ゲゲゲの女房』の音楽解説では、ケルトの響きが「目に見えない世界」を象徴していると書きましたが、もともと窪田ミナの音楽自体に、日常を超越した「もうひとつの世界」を垣間見るような魅力があると思うのです。

 終演後、窪田さんにあいさつに行ったら、「すごく緊張しました」とおっしゃってました。いやいや、よかったですよー。でも、MCから緊張が伝わってきました(^_^; そこは課題ですが、ライブは今後も続けてほしい。ユニークな編成とユニークな音楽。こなれてくれば、ほかにはないすばらしいバンドとライブになると思うのです。
 お疲れさまでした!

 Kubotamina02
 私が解説を書いたCDと私が贈った花が並んでいたので、思わずパチリ。

モーメント

 : モーメント

ゲゲゲの女房 オリジナル・サウンドトラック

 : ゲゲゲの女房 オリジナル・サウンドトラック

ゲゲゲの女房 オリジナル・サウンドトラック2

 : ゲゲゲの女房 オリジナル・サウンドトラック2

続きを読む
posted by 腹巻猫 at 08:58| ライブ/コンサート

2011年01月17日

「テレビ東京サントラ大作戦」終了しました!

 1月15日に開催したSountrack Pub【MISSION#15】「テレビ東京サントラ大作戦」、無事終了しました!
 たくさんのご来場、ありがとうございました。

 シークレットゲストの氷川竜介さんのイデオン談義や、すっかりライブラリ音楽研究家として有名になった奉力萬さんのマニアックな流用曲研究など、今回も濃い内容になりました。お楽しみいただけたならうれしいです。

 次回は3月開催を予定しています。開催日、テーマは未定です。決まり次第、サイト〈劇伴倶楽部〉やこのブログでお知らせします。

↓告知文(記録として残しています)

続きを読む
posted by 腹巻猫 at 17:25| イベント

2011年01月11日

工藤真由ワンマンライブ「Going MAYU Way 2011冬」

 1月9日、LIVE GATE TOKYOで開催された工藤真由さんのライブ「Going MAYU Way 2011冬」に足を運びました。

 昼の部と夜の部の2回公演で昼はファンクラブ・オンリーのイベント。夜の部に行ったわけですが、入場の長い列ができていました。チケットは完売。会場に入るとぎっしりと人が詰まっていて、まさに芋を洗うような盛況ぶり。

 工藤真由さんは、昨年12月に発売されたCD『ハートキャッチプリキュア! オリジナル・サウンドトラック2』で取材させていただいて、ライブを楽しみにしていたのです。なんといっても、これが初のワンマンライブ。イベントなどで歌う姿はよく見ていましたが、ソロでどんなパフォーマンスを見せてくれるかなと期待が高まります。

 Kudomayulive

 ファンの前ではこの日がお披露目というショートに切った髪で登場。1曲目から「Tomorrow Song〜あしたのうた〜」で盛り上がりました。プリキュアソングが4曲続いたあと、キーボードとギターが入って、生演奏をバックに3曲。ジャズのスタンダード「Lover, Come back to me(恋人よ我に帰れ)」とT.M.ネットワークの「WHITE BREATH」、SMAPの「オリジナルスマイル」。これがよかった。ほかの曲がカラオケバックだったからなおさら、生楽器をバックにした歌の高揚感が際立ちました。歌う工藤さんも楽しそう。欲をいえば、もっと生バンドで歌ってほしかった!

 後半が始まる前に、子どもたちのダンスチームとともにダンスのパフォーマンス。工藤さんらしい演出です。『Yes! プリキュア5』〜『Yes! プリキュア5 GoGo』のころは、ステージの振付けは自分でやっていたんですよね。歌って踊れるステージングは彼女の個性になると思う。

 後半はプリキュアソングのほか、アニメ『うちの3姉妹』主題歌「しょで!しょで!だんしんぐっ!」、オリジナルアルバム『My Way』収録の曲をまじえてラストスパート。最後は「My sweet days」で。アンコールには、『My Way』から「For My Friend」と「KUDOMAYU プリキュアメドレー」を歌って幕となりました。

 とにかく元気いっぱい、気合いっぱい。会場を埋めたファンのほうも負けずにパワフルで、圧倒されてしまいました(笑)。終演後、楽屋でごあいさつ。工藤さんの充実した表情には、歌うよろこびとファンへの感謝の思いがあふれていましたよ。お疲れさまでした! こんどは生バンドもたっぷり入れたライブが見たいね!

しょで!しょで!だんしんぐっ!
 テレビ東京系『うちの3姉妹』主題歌。

 : しょで!だんしんぐっ!

ハートキャッチプリキュア!オリジナル・サウンドトラック2 プリキュア・サウンド・バースト!!
 ブックレットには工藤真由×池田彩対談を掲載!

 : ハートキャッチプリキュア!オリジナル・サウンドトラック2 プリキュア・サウンド・バースト!!

My way【初回限定盤】
 ライブタイトルの元にもなったオリジナル1stソロアルバム。

 : My way【初回限定盤】

続きを読む
posted by 腹巻猫 at 12:57| ライブ/コンサート

2011年01月09日

山野さと子デビュー30周年記念ライブ

 1月8日、六本木スイートベイジルで開催された山野さと子さんのデビュー30周年記念ライブに足を運びました。

 Yamanosatoko01 チケットは完売!

 Yamanosatoko02 フルカラーのプログラム

 腹巻猫と山野さと子さんとの縁というと、なんといっても『とんがり帽子のメモル』です。2005年に企画が通って、2枚組の音楽集を作ることができました。青木望先生のすばらしい音楽に山野さと子さんの歌をたっぷり収録したこのCDは、自分でもお気に入りの仕事の一つです。

とんがり帽子のメモル SONG&MUSIC コレクション

 : とんがり帽子のメモル SONG&MUSIC コレクション

 山野さと子さんは日本コロムビア『第1回アニメシンガーコンテスト』の優勝者となり、1980年にドラマ『生徒諸君!』の主題歌でデビュー。アニメソングを聴いて育ってアニメソング歌手になった最初の世代ですね。
 小林亜星先生の『生徒諸君!』『とんがり帽子のメモル』、羽田健太郎先生の『怪奇!フランケンシュタイン』、渡辺岳夫先生の『ミームいろいろ夢の旅』、そして小坂明子さんの『メイプルタウン物語』をはじめとする数々の作品など、派手さはないものの、ほんとうによい歌に恵まれていました。80年代アニメソングの中ではポニーキャニオンのポップな路線や新世代のアニメソングの影に隠れて目立ちませんが、山野さと子さんが歌った曲にはしみじみといい歌がたくさんあるんです。

 今回も、開幕早々、「ポケット宇宙」「とんがり帽子のメモル」でもう泣きそうになり、第2部では小坂明子さんの名曲メドレーに感動。そしてまさかの「金の星ふります」フルコーラスで心の中で号泣してました。「金の星ふります」は『とんがり帽子のメモル』挿入歌で、劇中の感動シーンを彩った名曲中の名曲なのです。

 アレンジとピアノは上柴はじめさん。スペシャル・ゲストの小坂明子さん、ウクレレのIWAOさん、飛び入りで登場のドリーミング、みなさん楽しそうで、充実したステージでした。
 山野さと子さん、次は60周年(!)と言わず、ぜひコンスタントにライブを開いてほしいと思います。

 Yamanosatoko03_2
 懐かしいLPアルバムにサインしていただきました。

続きを読む
posted by 腹巻猫 at 11:47| ライブ/コンサート

2011年01月02日

2011 謹賀新年

 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いいたします。

 

2011
※跳んでいるうさぎは『ウォーターシップダウンのうさぎたち』(評論社)の旧版表紙をマネしました。
 ごめんなさい…(^_^;

posted by 腹巻猫 at 08:04| 日記・コラム・つぶやき