3月23日に『デジモンクロスウォーズ』オリジナル・サウンドトラック第2弾『デジモンクロスウォーズ MUSIC CODEII』が発売されました。腹巻猫が構成と取材原稿を担当しています。
音楽は山下康介さん。『海賊戦隊ゴーカイジャー』も好調の山下さんですが、本作でもダイナミックな楽曲をたくさん提供しています。
サントラ第1弾はスケールの大きな楽曲をじっくり聴いてもらうために組曲風の構成にしました。第2弾となる本アルバムは、アニメ本編のテンポ感に合わせて、小さなうねりを繰り返してクライマックスに持って行くような構成にしています。
本作の放映フォーマットは独特で、アバン⇒(オープニングなし)⇒サブタイトル⇒Aパート⇒オープニング⇒CM⇒アイキャッチ⇒Bパート、という構成になっています。初期は頭にオープニングが入っていましたが、4話以降、このフォーマットになりました(もしかしたら、また変わるかもしれません)。前半で話が盛り上がってきたところでオープニングが入るわけです。
サントラ盤でもこの雰囲気を再現しようと、アバン、サブタイトル音楽のあと、サスペンス曲を2曲入れてからオープニングに突入する構成にしてみました。
ブックレットにはスタッフ座談会を掲載。これがなかなか貴重なものです。山下康介さんとえんどうてつや監督に加え、選曲を担当している茅原万起子さんが参加してくれました。茅原さんは『美少女戦士セーラームーン』や『キャシャーン Sins』などの選曲を手がけている方なんですよ。音楽づくりだけでなく、選曲にまで踏み込んだスタッフ取材は珍しい。アニメの音響に興味がある方にもぜひ読んでいただきたい内容です。
収録曲はオープニングTVサイズを含め43曲、74分。サントラ第1弾と合わせると、追加録音も含め、主要楽曲はほぼ網羅しました。『海賊戦隊ゴーカイジャー』の音楽にビビッときた方も、ぜひ聴いてみてください。