2011年06月06日

池辺晋一郎プロデュース「静響&グランシップ コンサート」

 9月3日〜4日にかけて第50回日本SF大会<ドンブラコンL>が静岡で開催されます。その会場となっているのが、静岡県コンベンションアーツセンター、愛称<グランシップ>です。

 巨大な船を模して作られた複合文化施設。中には大ホールや中ホール、会議室などが設けられています。
 SF大会では、今年も自主企画「空想音楽大作戦」を開催する予定で、ゲストも内定しています。が、その話はまたこんど。

 6月5日、SF大会の下見を兼ねて、<グランシップ>で開催されたコンサートに足を運びました。題して、

 「池辺晋一郎プロデュース 静響&グランシップ コンサート
  映画音楽・大河ドラマの舞台裏を熱く語る!」

 2008年12月に横浜みなとみらいホールで開催されたコンサート「池辺晋一郎プロデュース ドラマの音符たち」の続編のような企画です。

  2部構成で、1部は池辺先生の大河ドラマ・テーマ曲を4曲、2部は池辺先生の作品を含む内外の映画音楽を特集。池辺先生の指揮で静岡交響楽団が演奏する趣向でした。

 曲の合間に池辺先生の解説が入ります。大河ドラマ作曲の苦労、エピソード、武満徹さんの助手を務めたときのエピソード、映画音楽作曲の苦労と楽しさ。興味深く、貴重な話ばかりで、客席のお客さんにとっては、映像音楽に関心を持つ格好の機会になったのではないかと思います。こういうコンサートがきっかけになって、サウンドトラックを聴いてみようと思う人が一人でも増えてくれたらと願わずにいられません。

 アンコールは日本アカデミー音楽賞最優秀音楽賞を受賞した「劔岳 点の記」。この映画の音楽はバッハの作品を池辺先生がアレンジしているのですが、「“映画音楽という仕事は必ずしも作曲ばかりではない”ということが認められてうれしかった」とのコメントが印象に残りました。池辺先生は明確には口にしませんでしたが、それはつまり、「映画音楽とは音による演出だ」ということなんですね。

 今回は静岡での開催でしたが、東京でも、日本各地でも、こういうコンサートが実現してほしいと思います。いいコンサートでした。

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posted by 腹巻猫 at 17:41| ライブ/コンサート

ついに「屍鬼」のサントラが単独発売!

 DVDの特典CDという形でしか発表されなかったアニメ『屍鬼』のオリジナル・サウンドトラックが、ファンの熱心なリクエストが実って、ついにCDで単独発売されました。放映終了から5ヶ月を経ての快挙です。

 音楽は高梨康治さん。本領発揮といえる作品に仕上がっています。こういうダークなものを書かせると、ほんとうにうまい。

 『屍鬼』の音楽には、放映当時から注目していました。作品はホラーなのに、女声コーラスをフィーチャーした哀感に満ちた美しい音楽が映像を彩ります。観続けるうちに、これは人間側ではなく、滅び行く種族の側につけた哀歌なのだと気づきました。
 コーラスを担当したのが、バンド<Sound Horizon>で活躍するヴォーカリストのRemiさんとみきさん。2人は『スイートプリキュア♪』の音楽にもコーラスで参加しています。

 というより、『屍鬼』の手ごたえがあったから、『スイートプリキュア♪』の音楽はああいう音楽――コーラスをふんだんに使った音楽――になったわけですね。もちろん『屍鬼』と『プリキュア』とでは音楽のベクトルはまったく逆…と言ってもいいくらいですが、そのサウンド感はつながっています。『プリキュア』大人版といったところでしょうか。『プリキュア』の敵側の描写にこんな音楽がついていたら…と思うとぞくぞくします。

 『プリキュア』で高梨さんの名前を知ったという方にもぜひ聴いてもらいたい1枚です。

屍鬼オリジナル・サウンドトラック

 : 屍鬼オリジナル・サウンドトラック

posted by 腹巻猫 at 08:35| CD

2011年06月02日

プリキュア主題歌シングル、リニューアル盤で登場!

 『ふたりはプリキュア』から『ハートキャッチプリキュア!』までのプリキュアシリーズ7タイトルの主題歌シングルが、ジャケット、仕様を一新して再発売されました。

 今年2月から、マーベラスエンターテイメントから発売されるCDの販売元がジェネオンからソニーミュージックに変更になったことにともなう、リニューアル再発売です。
 ちなみに初代『ふたりはプリキュア』の主題歌シングルの初回盤は、バップが販売元でした(のちにジェネオンを販売元に変えて再発されています)。

 さて、今回のリニューアル、ジャケット以外にも変わった点があります。それは収録内容。オープニング、エンディングが複数あるものについては、1枚のCDにまとめて収録されました。当時は別シングルで発売されていたので、これから集める人にとってはありがたい変更です。
 加えて、各タイトルとも、DVD付と通常盤の2タイプを発売。DVDにはオープニング、エンディングのノンテロップ映像が収録されています。これもファンにはうれしいプレゼント。DVD付と通常盤とでジャケットデザインが異なるのはコレクター泣かせですが…(^_^;

DANZEN!ふたりはプリキュア(DVD付)(通常盤)

 : DANZEN!ふたりはプリキュア(DVD付) : DANZEN!ふたりはプリキュア通常盤)

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posted by 腹巻猫 at 08:06| CD

2011年06月01日

「スイートプリキュア♪」サントラ発売!

 6月1日、『スイートプリキュア♪』のオリジナル・サウンドトラック第1弾「プリキュア・サウンド・ファンタジア!!」が発売されました。

 このアルバムの制作にとりかかったのは、3月に発生した大震災の直後でした。作曲家の高梨康治さんと電話で無事を確かめ合うところから作業がスタートしました。

 アルバムの内容に震災の影響が目に見える形で表れているわけではありません。しかし、選曲・構成をするときも、取材をするときも、解説を書くときも、頭の隅では、どこか意識していました。

 意識していたのは、被災者の方、そして、この震災で心を痛めているすべての人のことでした。プリキュアの音楽で少しでもみんなに元気を与えられたら、という思いで仕事をしていました。

 幕開けの曲は、プリキュア変身の曲「レッツプレイ!プリキュアモジュレーション」です。1曲目が変身音楽という構成は『ハートキャッチプリキュア!』のサントラで1度やったのですが、高橋さんのたっての希望で今回も変身音楽から始めました。

 この1曲目を聴いただけでもわかりますが、今回のプリキュア・サウンドの特徴は女声コーラスです。必殺技の曲やプリキュア活躍の曲、日常曲など、さまざまな楽曲に女声コーラスがフィーチャーされています。メインのヴォーカルは、『地獄少女』『屍姫』などの高梨康治作品でもおなじみのRemiさん。華やかでキラキラ感に富んだサウンドができあがりました。

 ブックレットの解説でも書いたとおり、アルバム全体をコンサートのように「序曲」「1部」「幕間」「2部」「アンコール」という流れで構成しました。
 物語の重要な要素となる「幸福(しあわせ)のメロディ」と「不幸のメロディ」をはじめ、プリキュア活躍曲、必殺技の曲、マイナーランドの曲、ネガトーンの曲など、第1回録音の主要曲のほとんどをこの1枚に詰め込んでいます。登場して間もないキュアミューズのテーマ、クロスロッドのテーマも入っているので、出し惜しみなし!

 ボーナストラックとして、『ハートキャッチ』のサントラで好評だった主題歌のガイドメロなしカラオケも収録しました。

 プリキュアの音楽がみんなの勇気や希望の種になってくれたなら、こんなにうれしいことはありません。

スイートプリキュア♪ オリジナル・サウンドトラック1 プリキュア・サウンド・ファンタジア

 : スイートプリキュア♪ オリジナル・サウンドトラック1

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posted by 腹巻猫 at 14:45| 仕事