10月29日、川崎CLUB CITTA'で開催された「ザ・ベスト・オブ・イタリアン・ロック Vol.4 ゴブリン -CLAUDIO SIMONETTI’S GOBLIN-」に足を運びました。
CLUB CITTA'でゴブリンを聴くのは2011年の「イタリアン・プログレッシブ・ロック・フェスティバル」以来。
この日は、第1部「サスぺリア」全篇上映&シンクロ・ライヴ、第2部「ゴブリン・ベスト・ヒット・ショー」という2部構成。
スペシャル・チケットには秘蔵アウトテイク音源を収録した特別限定CD付!
それもあってか、会場はロックファン、ホラー映画ファン、サントラファンが詰めかけて立ち見も出る満席(オールスタンディングのホールだが今回はイス席が用意されました)。
第1部では、『サスぺリア』の画の美しさにびっくり。たぶんTV放送か名画座でしか観たことなかったので、こんな美しい映画だったのかと。様式美ですね。
そして、ホラー映画にプログレというのは、やはりすごい発明だなぁとあらためて感心。
ゴブリンの音楽が映画に一種のトリップ感をもたらしてる。
ホラー映画のあり方を「怖い映画」から「映像と音楽のエンタテインメント」に転換する大発明だったと思うのです。
今回の「シンクロ・ライヴ」とは映画を上映しながら劇中音楽を生演奏でも重ねる趣向。こういう趣向の上映は近年たびたび観られて、1954年版『ゴジラ』のコンサート付上映なども開催されていますが、それをロックバンドでやるというのが楽しい。エンタテインメント性がさらに強調されていました。
第2部は『デモンズ』『ゾンビ』『インフェルノ』『サスぺリア2』『フェノミナ』『ドラキュラ』など、ゴブリン&クラウディオ・シモネッティのホラー・サントラのベスト・ヒット・ライヴ。
アンコールの『サスぺリア』ライヴ・ヴァージョンでは会場大熱狂。
映画上映とライヴあわせて4時間の濃厚イベント。ハロウィン気分に湧く夜にふさわしいライヴでした。
◎サスペリア
※『サスぺリア』のサントラ盤がDSDリマスタリングで登場。ボーナストラック付き。
◎Bloody Anthology
※ゴブリン&シモネッティのホラー映画サントラ・コンピレーション。
↓セットリスト的なもの