漫画家の一峰大二さんが11月27日に亡くなりました。84歳でした。
大変残念です。心より、ご冥福をお祈りいたします。
なんといっても、『ウルトラマン』『スペクトルマン(宇宙猿人ゴリ)』などのヒーロー番組のコミカライズ作品が思い出深いです。
ビデオもない、再放送もいつあるかわからない時代、『ウルトラマン』の興奮を何度も反芻できたのは一峰大二さんの漫画があったからでした。
買ってもらった単行本は何度も読み返しボロボロに。
第二次怪獣ブームの頃は『冒険王』(秋田書店)を愛読していたので、同誌に連載されていた『スペクトルマン』『快傑ライオン丸』などは、一峰漫画と映像の印象がごっちゃになっています。
コミカライズといっても、一峰大二さんの場合は映像やシナリオをなぞるのではなく、独自の工夫やアレンジがありました。
『ウルトラマン』もそうですが、映像に登場しない技や怪獣が描かれることがあり、むしろ、漫画版のほうで刷り込まれています。「え? この怪獣、本編には登場しないんだ」ということもしばしば。
一峰漫画の場合、その違いが不満ではなく得した気分になるんですよ。
怪獣の登場描写や怪獣を倒す段取りに工夫があり、その描き方も丁寧で、読み返すたびにわくわくしていました。
少年時代の興奮と思い出をありがとうございました。
これからも読み返すと思います。何度も。
☆漫画家の一峰大二さん死去 84歳 「スペクトルマン」など特撮ヒーロー作品や「怪盗ルパン」シリーズ (Yahoo!ニュース)