2011年12月09日

窪田ミナ映像音楽作品集!「Crystal Tales」

 窪田ミナさんの最新アルバム『Crystal Tales』がAmazonで11月21日に先行発売されました(一般発売は12月7日…の予定が変更されて、2012年1月11日だそうです)。

 NHKやWOWOWで放送されたドラマ音楽から窪田ミナ自身が選曲・構成したコンピレーション。収録作品はNHK土曜ドラマスペシャル『使命と魂のリミット』、WOWOWドラマW『隠蔽指令』『ルパンの消息』『蒼い瞳とニュアージュ』『震度0』の4作品。

 『ゲゲゲの女房』とはまた雰囲気の異なるシリアスな作品が集められています。ミステリーものやサスペンスタッチのドラマが多い。実はドラマのほうを観てなかったので、窪田ミナさんがどんな音楽を書いたのか、このアルバムではじめて聴いたのです。

 聴き始めてすぐ、「これは、予想していたのとはまったく違う音楽だ」と圧倒されました。ドラマ、特にミステリードラマなんかには、ジャンル作品特有の音楽のスタイルみたいなものがあるわけですが、アルバム『Crystal Tales』に収録された曲は、そうした型にはまったものとはまったく違う。

 独創的で繊細なフォルムを持つ音の彫刻のような楽曲たち。

 思い出したのは、窪田ミナがアニメ『ARIA』シリーズのために書いた「ウンディーネ」や「ユーフォリア」といった曲。あれも、非常にユニークで、そして聴き込むほどに新しい発見と味わいがある楽曲でした。『Crystal Tales』に収められた曲にも、音楽的アイデアと緻密な技巧、そしてセンスが詰まっている。窪田ミナさんによれば、「人の内面の奥深いところにある感情のうねりのようなもの」を表現するために書かれた曲たちなのだそうです。それはまさに、映像では表現しきれない、音楽が担うべき領域なのだと思います。こんな曲を提供されたドラマは幸せだなぁと思いました。

 サントラのコンピレーションではあるけれど、映像作品を離れた音楽集としても完成された美しい1枚です。実際、サントラ音源そのままではなく、アルバム用に手直しや再録をしてRemixしているそうです。集中して、じっくり聴きたいし、多くのサントラファン、音楽ファンに聴いてもらいたい。そして、帯に「窪田ミナの映像音楽集・第1弾」と書かれているので、ぜひ続編を。期待して待っていますよ。

Crystal Tales

 : Crystal Tales

posted by 腹巻猫 at 01:25| CD

2011年09月30日

五條真由美ベスト「Trilogy」発売!

 五條真由美さんのベストアルバム『Trilogy』が9月28日に発売されました。

 五條さんというと『プリキュア』のイメージが強いですが、今回のアルバムは『プリキュア』シリーズのCDをリリースしているマーベラスではなく、日本コロムビアからの発売。実は五條さん、コロムビアの作品もたくさん歌っているのです。

 コロムビアで五條さんベスト!という企画は私も何度か出したことがあって、今回念願かなってうれしい限りです。ただし、『Torilogy』は私の企画によるものはく、私は内容には関わっていません(ざんねん)。

 アルバムには全13曲を収録。
 デビュー作『おジャ魔女どれみ』がフォローされているのはうれしいし、代表作『ふたりはプリキュアMax Heart』からも2曲を収録。コロムビア作品では懐かしい『冒険王ビィト』や『Xenosaga THE ANIMATION』をはじめ、『夢色パティシエール』『聖剣の刀鍛冶』『ジュエルペット サンシャイン』と、まさに五條さんのデビューから現在までを俯瞰できる1枚になっています。オリジナル曲も3曲収録。

 欲を言えば、戦隊シリーズの挿入歌や、『人形アニメーション リカちゃん』OP「Hello!リカちゃん」、NHK『ひとりでできるもん!どこでもクッキング』のOP「はんじゅくコロンブス」なんかも収録してほしかったと思いますが(いずれもコロムビア音源)、次回に期待でしょうか。

 ともあれ、『五條真由美 ボーカルベスト from ふたりはプリキュア』『Iridescent+』に続く、五條さん3枚目のソロ・アルバムの発売をよろこびましょう。

Trilogy 五條真由美

 :Trilogy

<収録曲>

  1. DANZE ふたりはプリキュア Ver.MaxHeart(『ふたりはプリキュアMax Heart』OP)
  2. ワンダー☆ウィンター☆ヤッター!!(『ふたりはプリキュアMax Heart』ED)
  3. 魔法でチョイ2(『おジャ魔女どれみ』挿入歌)
  4. GO! GO! サンシャイン(『ジュエルペット サンシャイン』OP)
  5. 夢にエール! パティシエール♪(『夢色パティシエール』OP)
  6. Sweet Romance(『夢色パティシエールSPプロフェッショナル』OP)
  7. 朝色のむこう(新曲)
  8. 棘ノ森
  9. Elpis -エルピス- (PS用ゲーム『ナルキッソス〜もしも明日があるなら〜Portable』イメージソング)
  10. 青空の果てへ
  11. JUSTICE of LIGHT(『聖剣の刀鍛冶』OP)
  12. Eternal Wing(メ『冒険王ビィト』挿入歌)
  13. in this serenity(『Xenosaga THE ANIMATION』ED)
posted by 腹巻猫 at 11:45| CD

2011年09月06日

「アニメソング史」「特撮ソング史」続編リリース!

 2010年にコロムビアから発売されたコンピレーションアルバム、『アニメソング史(ヒストリー)』『特撮ソング史(ヒストリー)』の続編が9月28日にリリースされます。

 『アニメソング史(ヒストリー)』はI〜III、『特撮ソング史(ヒストリー)』はI〜IIが発売済み。コロムビア音源に限らず、メーカーの枠を超えて特撮アニメソングのスタンダードを集めた、タイトルの名に恥じないアルバムでした。Bru-Spec CD仕様により、旧盤より格段にいい音で聴けるのもうれしい。古くからのアニメソングファンにも、新しいファンにも楽しめるシリーズでした。

 今回リリースされるのは、『アニメソング史(ヒストリー)IV』、『同 V』、『特撮ソング史(ヒストリー)III』の3タイトル。

 収録曲の中で注目は、なんといっても『アニメソング史(ヒストリー)IV』収録の『太陽の子エステバン』OP「冒険者たち」とED「いつかどこかであなたに会った」でしょう。待望の初CD化! 曲自体も、阿久悠作詞、大野克夫作曲の名曲です。ほかにも、『新竹取物語 1000年女王』、『みゆき』など、いいところを押さえてます。

 『アニメソング史(ヒストリー) V』には『超時空世紀オーガス』、『超時空気団サザンクロス』、『ナイン』三部作の主題歌を収録。『ナイン 完結編』の「エンドレス・サマー」はもしかして初CD化!? 少なくとも、現在ほかのCDでは聴けないのでこれもうれしい収録。

 『特撮ソング史(ヒストリー)III』は80年代〜90年代の作品。メタルヒーロー、戦隊シリーズ中心で目新しいものはありませんが、高音質で年代を追って聴ける楽しみがあります。

 願わくばこのままシリーズを続けて、エアポケットのように入手しにくくなっている90年代〜00年代初頭の作品を収録してもらえるとうれしいです。コロムビア音源ですら、けっこう手軽に聴けない作品が多いのですから。

アニメソング史(ヒストリー)IV

 : アニメソング史(ヒストリー)IV

アニメソング史(ヒストリー)V

 : アニメソング史(ヒストリー)V

特撮ソング史(ヒストリー)III

 : 特撮ソング史(ヒストリー)III

posted by 腹巻猫 at 09:22| CD

2011年08月12日

伝説のプリキュア・コンサートがDVD&CD化!

 2011年2月26日、27日に大阪梅田芸術劇場で開催された「プリキュア オールスターズ スペシャルコンサート」がDVDとCDになりました。

 これは朝日放送創立60周年記念企画として開催されたコンサートで、歴代プリキュア歌手が集合、京都フィルハーモニー室内合奏団が演奏を担当した、豪華なコンサートでした。私も、「こんな機会は2度とない」と思い、3回の公演すべてに足を運びました。

 コンサートのすばらしさについては、以前書いたブログ記事をご覧ください。

 ⇒「プリキュア オールスターズ スペシャルコンサート!

 その伝説のコンサートが、ついにDVDとCDで発売されました。当日コンサート会場にいたという人も、残念ながら観覧できなかったという人も、ぜひ、プリキュア歌手とプリキュアたち全員集合の感動を体験してみてください。
 DVDだけあれば十分と思われるかもしれませんが、CDはCD用に別途MIX&マスタリングを行っていますので、DVDよりもスケール豊かな音が聴けるはずです。

プリキュアオールスターズ スペシャルコンサート [DVD]

 : プリキュアオールスターズ スペシャルコンサート

プリキュアオールスターズ スペシャルコンサート [CD]

 : プリキュアオールスターズ スペシャルコンサート

posted by 腹巻猫 at 13:31| CD

2011年07月07日

冨田勲が「惑星」をリメイク、サイン会も!

 冨田勲先生の『惑星』は少年時代に繰り返し聴いた思い出深いアルバムです。後年になって、『月の光』や『展覧会の絵』のよさもわかるようになったのですが、SF少年だった私にはやはり『惑星』。アルバム全体が「音で描く宇宙旅行」になっているところなどたまらなく魅力的でした。

 その『惑星』と『源氏物語交響絵巻』が、冨田先生自身の手でリメイクされ、6月1日に日本コロムビアより発売されています。4.0chサラウンドと2chステレオとのハイブリッド仕様。サラウンド環境で聴くのがおススメとのこと。

 今回のリメイクは完全な作り直しではなく、サラウンド化と、当時の音に新しい音を重ねたり、音色を変えたりといった「お色直し」がほどこされています。大きな変更点は、新しい楽章「イトカワとはやぶさ」が付け加えられたこと。そう、7年間の宇宙飛行を経て小惑星イトカワから試料を持ち帰った〈はやぶさ〉をテーマにした曲です。

 いっぽうの『源氏物語交響絵巻』は演奏と曲数が変わっています。前回のリリースはロンドン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏に上原まりの琵琶などをフィーチャーしたものでした。今回は東京交響楽団の演奏に坂田美子の琵琶などをフィーチャー。そして、前回はCD1枚16トラックだったのが、今回はCD2枚22トラックに拡大。「完全版」とうたった所以でしょう。

 さて、このリメイク、「TOMITA ISAO PROJECT」の第1弾、第2弾で、このあとも続いていくもよう。願わくば、ぜひ、大河ドラマや手塚アニメ、特撮作品等のために書かれた雄大な映像音楽もこういう形で残してほしいと思います。

ISAO TOMITA PROJECT これぞ音楽の世界遺産!(コロムビア)

書き下ろし曲も加えた全編リメイク版・冨田勲「惑星(プラネッツ)Ultimate Edition」が6/1発売 (ファイル・ウェブ)

惑星(プラネッツ) Ultimate Edition [Hybrid SACD]

 : 惑星(プラネッツ) Ultimate Edition

源氏物語幻想交響絵巻・完全版 [Hybrid SACD]

 : 源氏物語幻想交響絵巻・完全版

 直近になってしまいましたが、7月8日にはトーク&サイン会も開催されます。18時から銀座のDENON銀座音楽倶楽部にて。イベントは入場無料で、『惑星』、『源氏物語幻想交響絵巻』に加えて、『交響詩「ジャングル大帝」≪2009年改訂版≫』のサラウンド試聴が予定されています。なかなか家庭 の環境では聴けない音響体験ができそうです。サイン会は整理券が必要で、タワーレコード渋谷店、新宿店、秋葉原店、横浜モアーズ店、タワーミニ汐留店に て、『惑星 Ultimate Edition』あるいは、『源氏物語幻想交響絵巻・完全版』を買うと、先着で配布されるとのこと。

冨田勲がトーク&サイン会を7/8(金)に開催。マルチチャンネルで『惑星』の試聴も (タワーレコード)

posted by 腹巻猫 at 12:35| CD